VRゲームを制作して社長を落としてみた話。(Unity+HTCVive)

vrunity

VRが来てからというもの、すっかり仮想世界の住人になりました。

嘘です。ちゃんと仕事はしています。

 

さて会社にVRが来たのはいいものの、ゲームで遊んでるだけではいけません。

弊社は”制作会社”なので、早速VRコンテンツを制作してみました。

使うものはUnityという世界中で使用されている、ゲーム制作ソフトです。

触ってみたら意外と簡単に操作できました!すごいソフトです。もう半笑いでごまかし方を考えなくてもいいんだ!!

unity

▲Unity制作画面 

 

さくさくっと作ってみたのは以下のようなゲームです。(音無し)

 

スタート位置

start

いきなり塔の上スタートです。

前方に壊れた橋があり、その上を渡った先に宝箱があります。

ちなみに動画にしたのでそれほどの高さじゃないように見えますが

VRをかぶってこれを見ると、足元がクラクラするぐらいの高さです。

unity02

▲VRでみるとこのぐらい地面が遠くに見えます(再現図)

 

そして橋の壊れた部分を渡ろうとすると

bridge

rakka落ちます

jimen

……ひどいゲームですね…

 

 

早速社長に体験してもらう

どういうゲームを作ったのか、前情報なしで社長に体験してもらいました。

 

re01

re02 re03 re04

「死ぬかと思った」

 

 

割と記憶に深く残るトラウマ体験になったようでなによりです!

 

ちなみにだいぶオーバーなリアクションだと思われるかもしれないんですが、VRでやってみると実際に浮遊感を感じているわけでもないのに、胃がふわーっとする感覚を感じます。

自分は割と高所慣れしているほうではあるのですが、それでも着地の瞬間びくっとしました。正直本当の高所恐怖症の人にはさせられないレベルです。

 

しかしまじめに考えると、このゲームは今まで通り画面で見るだけでは「なんのこっちゃ…」というゲームとも呼べないものなんですよね。

それがVRのコンテンツとすることで、ここまで強く臨場感を感じ、人の感情を引き出すことができるんです。

現在世界中がこぞってVRコンテンツの制作を進めています。

かの有名な映画監督スティーブン・スピルバーグも、「VR技術は伝統的な映画製作にとって危険な進歩になるかもしれない」と述べ、新たにVRで楽しめる映画を制作中です。

映画にとどまらず、音楽や広告、そしてもちろんWEBの世界にも、VRの表現手法は影響を与えるかもしれません。

今後の発展がとても楽しみです。