大手企業や官公庁が必ずといっていいほど持っているホームページ。
しかし、個人事業主の方やフリーランスの方の中には、規模の小ささを理由にホームページを不要だと思っている人も多いようです。
しかし、それは大きな間違い。
むしろ個人事業主やフリーランスの方のほうが、ホームページによって得られる効果が高い場合もあるんです。
ここでは、そんな個人事業主やフリーランスがホームページを持つべき理由について考えていきます。
理由その1:ローコストな宣伝媒体である
まず何より一番のポイントは、その宣伝コスト。
個人事業主やフリーランスの人にとっては、実際の所、宣伝コストというものが大きな負担になる場合が多いですよね。
しかも、とうぜんテレビCMなどは無理。
そうなると、できることといえば、旧態依然としたチラシや折込広告になります。
しかし、チラシや折込広告は、地域も限定的で、その場限りの1回だけの効果しかなく永続的な効果はありません。
ところがホームページは違います。
きちんとしたものさえ作れば、その効果は永続的で、しかもその範囲は大げさに言えば全世界。
しかも、そのコストは非常にお手頃で、自分で作れば2~3万円しかかかりません。
理由その2:ローコストなうえ優秀な社員である
ホームページが社員。
こんなことをいうと、きっと頭に大きな『?』が浮かぶと思いますが、実は社員を雇うに匹敵する効果がホームページにはあります。
まずは宣伝と営業。
つねに休まず商品やサービスの宣伝をし、その利点やポイント、ベネフィットをお客様に伝え続ける全国全世界対応の営業部員ですね。
そして、受付や窓口業務。
商品の注文や契約の受付はもちろんのこと、問い合わせ窓口も兼ね備え、うまく作ればこちらの手をわずらわせることなく様々な質問にも対応できる社員。
まさに、優秀な社員に匹敵する効果です。
ホームページは小規模であるほど必要
ローコストの宣伝媒体で、ローコストなうえ優秀な社員としての働きが期待できるホームページ。
つまりそれは、個人事業主やフリーランスの人にこそ、ホームページを活用するメリットがあるといっても言い過ぎではありません。
どれだけ小さなコストで大きな成果を出すのかが、事業の成功と失敗を分ける個人事業主やフリーランス。
ホームページを使わない手はありません。
知名度を構築するツールとしての2つの理由
ホームページは世界に向けて窓の開かれた媒体。
しかも、大手企業と対等に戦い、そしてその上を行くことも出来るフィールドでもあるのです。
理由その3:ホームページは知名度を飛躍的に高める
現在、ホームページにとって最も大切な要素は検索エンジン。
簡単に言えばGoogleで検索した時にどれほど上位で表示されるかというのが大事なのですが、これはそのホームページを運営する企業の大きさに寄らず平等に評価された結果。
つまり、個人事業主やフリーランスでも大企業と対等に戦えるのです。
そして、その戦いで勝利し検索エンジンの上位に反映されるようになれば、その知名度はホームページとともに飛躍的にアップします。
普通にただ仕事を受けているだけでは絶対に得られないほどの、飛躍的なアップです。
理由その4:ホームページはイメージを決める
一般的に知名度には色があります。
言い換えれば、有名になるというのは名前が売れるだけではなく、有名になる過程でその名前に付きまとうイメージとともに広がっていくのです。
そして、ホームページではこのイメージを意図的に構築することも出来ます。
つまり、まったく自分の事を知らない人に対し、こちらの思惑通りのイメージをいきなり付与できるというわけです。
そしてコレはとても大きな効果をもたらすもの。
しかも、一目ではっきりとわかる、瞬間的なレベルで、です。
今までなら、何度も仕事をし何年もかかって構築してきたものを、瞬時に構築できる利点は計り知れません。
個人事業主やフリーランスにとって知名度とは
個人事業主やフリーランスにとって、知名度とはそれ自体が仕事の価値を決めるもの。
知名度がひくければ仕事自体を受注できませんし、知名度が高くなるにつれて仕事の単価もクライアントの質も上がっていくのが普通です。
つまり、個人事業主やフリーランスにとって、知名度の構築はその仕事のコアの部分。
そのコアの部分に大きな効果を持つホームページは、まさに業務のかなめになるのです。
理由その5:逆に考えると恐ろしいことに
ホームページを持てばこんなにメリットがある。
それは裏を返せば、ホームページを持たないことでそのメリットはすべてデメリットとして帰ってくるということになります。
同業他社にホームページがある場合
これはかなりのピンチです。
駅前でチラシを配っている接骨院と「地域名 接骨院」検索をかけて検索項目の1ページ目に表示される接骨院とでは、その収益に大きな差が出るのは言うまでもないこと。
なぜなら、潜在顧客が家を出て駅に着く前に、もうすでにライバルに顧客を奪われているからです。
起業の際にホームページが無かった場合
これを読んでいる方の中には、いまから個人事業主やフリーランスになろうとしている人はいるでしょう。
もしこの起業の際、ホームページを作らずに起業してしまったら、そこには膨大な追加コストがかり、貴重なチャンスを大いに逃がすことになります。
まず、注文を受けるための社員が必要になるでしょう。
開業のチラシを配り、折り込みを入れ、その効果が出るまで続ければ宣伝広告費だけで多大な出費が予想されます。
しかも、24時間受付窓口が開いているホームページで受けられたはずの仕事は、あなたの手元には届きません。
結果的に仕事のクオリティが下がる
個人事業主もフリーランスも、その仕事のクオリティがそのまま評価と信用につながります。
大企業ならば、これまで培ってきた経歴によるネームバリューそのものが仕事の評価や信用なのですが、個人事業主やフリーランスにそれはありません。
しかし、注文や問い合わせ受付業務や宣伝広告に時間をとられればとられるほど、本業のクオリティに影響が出ます。
特にクリエイティブな仕事をしている場合そ、の影響は顕著です。
そして仕事のクオリティが下がれば、あとは、廃業の道が目の前に広がっているだけです。
ホームページをいますぐに持つべき理由
これからは個人事業主やフリーランスが大いに注目されていく時代。
しかし、だからといって誰でも注目を浴びスポットライトの内側にいられるわけではないのです。
そう、スポットライトの内側にいられる人間は、きちんとネットを活用しそれを使いこなせる人間であり、少なくとも、ホームページくらいは当たり前に使っている人たちなのです。
つまりそれこそが、個人事業主やフリーランスにとってこれからの時代で飛躍していく鍵となるもの。
これから、多くの個人事業主やフリーランスが、ネットの世界を中心の活動場所として、常にしのぎを削っていく時代となるでしょう。
そんな時削るしのぎも持たずに、丸腰で立っている人間にチャンスは訪れません。
もし、現在ホームページを持っていないというのであれば、それなりの投資をして、プロに頼むなどして今すぐ戦えるホームページを持つべきです。
そう、つまり持つとより良いの時代はすぐに終わり、持たなければだめという時代がすぐそこに迫っているのです。