始めよう、自作PC

皆様ご機嫌よう。
自称「CUBEのシステム担当」、杉本です。

本日は、自作パソコンの魅力と始め方について、諸々書きます。

自作PCの魅力・メリット・デメリット

魅力、言い始めればキリが無いですが、ここでは大きく2つ取り上げます。

 

(魅力) ワクワクする

モノづくり全般に言えますが、「ワクワク」できます。

何回もPCを組んでいると、慣れてきて「動かない!」とはあまりならないのですが、やっぱり最初の電源投入の瞬間は多少緊張します。
パーツを選んで、組み上げる過程が最も楽しい時間で、とてもワクワクします。

料理なんかでいうと、自分で作って人に食べさせて感想を聞く瞬間って最高に楽しく、少し緊張すると思います。
その感覚での「ワクワク」が体験できます。

また、パーツ選びの段階で知らない最新技術なんかがあると、パーツ選びそっちのけでその技術について調べてしまいます。
知識の拡大やこれからの流行等を想像してみたり。

私としては、これらを終始楽しく得られるのが、最も大きい魅力です。

 

でも、難しいんでしょ?

そんなことは、有りません。
確かに、パーツ同士の互換性を確かめるための知識等は事前知識として必要です。

しかしながら、良い時代になったものでGoogle先生に聞けば、大体のことは教えてくれます。

不安であれば、最初の一回は店頭で一式揃えてみてもよいでしょう。
用途や要望を伝えれば、店員さんがいい感じに教えてくれます。

(家電量販店だとパーツ単位で売っているところは少ないので、専門店がおすすめです。)

 

 

(利点) でも、魅力だけだと決断できないよね。

自作PCの利点としては、以下が挙げられます。

 

トータルでの費用が抑えられる。

はい、一度自作PCを始めてしまえば、運用のコストが削減できます。
例えば、特定のパーツが壊れた場合、既製品であれば修理に出したりしますよね?
ですが、自作PCであれば、必要な個所のみ自分で交換できます。

もちろん、既製品のPCであってもパーツはある程度交換可能ですが、そこそこ時間のかかる調査作業や、様々な面での物理的制約は避けられません。

また、性能に不足が生じた場合も必要なパーツのみを更新することで、カバーできるためトータルコストでは、既製品に大きく差をつけるでしょう。

 

自分に適した環境を構成できる

家電量販店なんかで、こういった経験をしたことはありませんか?
「〇〇の性能はいいけど、別に△△はそんな性能要らないんだよね」
多分、パソコンに限らず様々な製品に対して、こういう想いを抱いた方は多いと思います。

また当然ながら、OSも独自に選べるので最低限のスペック+Linuxでかなり費用を削減できます。

 

トラブル時の切り分けが比較的容易

これは、ある程度の知識と経験があることが前提ですが、自分で構成を把握しているので比較的早期に問題を解決できます。
例えば、ハードウェアの故障が疑われる場合には、そのパーツをとりあえず外してみる等が簡単に行えますし、
起動後の挙動がおかしい場合も、標準でいろいろなソフトウェアが入っていない分、原因が早く特定できます。

大抵のメーカーPCでは分解は保証対象外ですが、自作PCにおいてはそれらが無い分、躊躇なく分解できます。

 

 

(欠点)でも欠点あるんでしょ?

「あっちを立てれば、こっちが立たない」というのは世の常、勿論欠点も存在します。

 

総合した保証制度が少ない

恐らくですが、自作PCへ踏み込めない理由No.2だと感じています。
(ちなみに、理由No1は「難しそう」)

パーツ別に保証はついていますが、組み上げた後の相性問題や、それに起因する不具合までは保証されない事が多いです。
しかしながら主観的には、最近の遭遇率はかなり低くなった様に感じます。

また、相性問題の保証も出てきておりますので、この点のハードルは依然より少なくなったと感じます。
もちろん、知識がなければ延々悩み続けることになるので、やはりこの点は無視できないリスクでしょう。

 

 

パーツを破壊する等の「うっかり」が避けられない。

まずまず遭遇しませんが、静電気でやってしまったり、作業中に工具やパーツを墜落させる等の事故が無いとは限りません。

筆者も、配線が引っかかっていることに気づかずに、立ち上がりパーツを破損させたことがあります。
テンションも下がりますし、何より追加の金銭的、時間的コストがかかるため、明確なリスクとしてデメリットに加えられるでしょう。

 

問題解決能力が求められる。

人によって向き不向きってものが必ず存在します。
何か問題や疑問点が生じた場合、自作PCだと必ずしも解決策が日本語で示されるとは限らず、調査能力が求められます。

例えばエラーコードで検索しても、ヒットしなかったり、中国語だったりドイツ語だったりと、理解する事自体が困難なことがあります。
慣れてくれば、調べなくても勘で分かったりしますが、どうしようもないこともあるので、サポートしてくれる人が近くにいるとよいでしょう。

 

 

さいごに

自作PCに限らず、モノづくり、創造する事っていうのはとても楽しいことです。

それに直接影響しない、本質的でない作業は時に苦痛となりますが、経験を積めばとても良いものを作る土台となります。

自宅に居る時間が必然的に長くなる今、「お勉強」感覚で沢山のことにチャレンジしても良いかと思います。