凡人映画探訪記

はじめまして、今年2020年1月から入社しました、松野です。

入社、といっても絶賛修行中の身。というのもぼくは生来の怠け者。
これまでの人生で特にこれといった特技や技術と呼べるものも身に付けてこず。
「そろそろ、今後の為に何か身に付けないとなぁ」と遅すぎるくらいのタイミングで思い立ち、
あろうことか「完全未経験者」状態でノコノコとCUBEの門を叩きにやってきた身の程知らず。

あとから色々と調べていて気付いたのですが、こういった業界の求人の「未経験OK」の意味は、
最低限のスキルを習得している上で、「実務未経験OK」の意味だったようです。
今になって思い返せば、本当によくもまぁこんな裸一貫できたもんだ…(笑

何故だかたまに「えーい!」って感じで、こういうことをやっちゃう。
自分ではかなり慎重なタイプだと分析しているのですが…説得力皆無ですね。
時にはこれで思わぬチャンスや幸運に恵まれることもあるので、完全にバカにもできませんが。
例えるなら、スナイパーの腰だめヘッドショット?…ゲーム脳ですみません。

とにもかくにも、まずはここCUBEで必要とされる人材となれるよう、
ひいてはお客様のお役に立つことができるよう精進していく所存です。

 

凡人、映画を語る

さて、そんな超凡人のぼくが語れることなどほとんどなく。
ただ映画なら多少詳しいんじゃないかなぁと自負しています。

まぁどんなジャンルも趣味の世界は深淵。
軽々しく詳しいなどとのたまうと、その道のプロ達に袋叩きにされそうですが。

ぼくの育ての父が大、いや超が付く映画好きで、小さい頃から洋画を沢山観せられました。
アクションからヒューマン、ミステリー、トラウマレベルのホラー(許せねぇ…!)まで。
その影響か、無事ぼく自身も大の映画好きに。

そんなぼく、最近になってファンになった俳優がいます。
キアヌ・リーブス、ご存じの方がほとんどなのではないでしょうか。

彼を名実ともに一躍スターにした作品は、言わずもがな「スピード」ですね。
それから、ぼくの世代的にはやはり「マトリックス」が衝撃的でした。
斬新な舞台設定に作りこまれたストーリー、そしてキレッキレのカンフーアクション。
上映当時、中学生だったぼくは友達と連れ立って劇場まで足を運び、鼻を垂らしながらその絶品のエンターテインメントに胸を躍らせたものです。

ただ個人的に、作品自体は楽しめたのですが、キアヌ・リーブスに対しては特別魅力を感じず。
いやもちろん、かっこいいんですよ。
実際、当時の作品を観返すと、キアヌ・リーブスかっこいいというか、もはや美しい!(笑

しかしながら、いわゆるイケメン枠なイメージがあり、彼を追いかけて作品を観ることはなく。
まぁぼくが「タクシードライバーのデニーロが好き」とか言ってるマセガキだったというのもあるでしょう。(そんな子供絶対いやだ

 

元最強の◯◯

そんな彼が数年前から、主演を務めている「ジョン・ウィック」という作品があります。
今は動画配信サービスも充実していますし、ラインナップで見かけたことがある方も多いのでは。

話としては「妻を失い、大切なものも奪われた元最強の殺し屋の復讐に立ち上がる」というもの。
というかもう「元最強の◯◯が◯◯のため立ち上がる」ってもはや様式美ですよね。
絶対ジャン・レノやデンゼル・ワシントンやらが出てくるでしょ、みたいな。
ただその黄金比率的な設定にキアヌ・リーブスを起用っていうのがミソで、これが渋かっこいい。

長髪、無精ひげに漆黒のスーツ、その姿「闇の男(ブギーマン)」。
「ジョン・ウィックは仕事を必ずやり遂げる。断固とした強靭な意志を持って。」
寡黙でスピリチュアルな雰囲気すら漂い、眉間には常に皺が寄り、痛々しく破滅的。まさに孤高。

登場人物のルックスや裏社会ならではのスラング、言い回しも洒落ていますし、
狙いすぎてクスッとなっちゃうような部分もあり、刺さる人にはとことん刺さる感じでしょうか。
2作目では「マトリックス」でモーフィアス役を演じていたローレンス・フィッシュバーンとの共演という、涙ちょちょぎれる展開もあり。

そして何よりアクションが、「パネェ」のです。息が止まりそうになります、本当に。
しかも「ジョン・ウィック」3作目の時点で55歳…やばすぎてやばい。(語彙力
個人的には現代最高の俳優の一人だと思っています。

 

めっちゃいいヤツ、キアヌ・リーブス

彼はそのハリウッドスターらしからぬ質素な生活や思想と、分け隔てない人柄もしばしばメディアに取り上げられています。
映画の打ち上げパーティーの会場で主役でありながら雨の中一般人と一緒に開場時間まで並んでいたり、車が壊れて困っていた人のところに通りがかり、代わりにレッカーを呼んだあげく80km離れた家まで送り届けてあげたり…など、いい人エピソードはいくらでも出てきます。
もちろんソースはネットなので、どこまでが本当かはわかりません。

ただ彼にまつわるエピソードでこんなものがあります。
少し前にキアヌ・リーブスによるものとされる、センセーショナルな文章がSNS上で拡散されたことがありました。
事実としては全くの別人が彼の名前を騙って投稿したフェイクだったのですが、内容が感動的かつキアヌ・リーブスらしいものであったため、当初はそれを多くの人が本人によるものだと信じ、拡散される結果となったわけです。

もちろん他人の名前を騙り、しかも文章の一節は他人の投稿の盗用だったりと、モラル的には完全にアウトではありますが。
しかしながら、もし普段の彼が本物の人格者でなければ、その投稿を彼自身のものだと信じる人もいなかったでしょうから、その人間性は疑うべくもないでしょう。
そういった「キアヌめっちゃイイやつ」エピソードも含めて、今やぼくは彼のファンなのです。

そんな、嘘を本当にしてしまうような男キアヌ・リーブス主演の、不可能を可能にしてしまう不屈の男を描いた「ジョン・ウィック」シリーズ。
超ハードアクション&若干グロいシーンもありますが、極上のエンターテインメント作品となっておりますので、興味のある方はぜひ。

 

映画詳しいぜ!と息巻いたわりには、わりと話題になった映画をご紹介するという。
まぁ今回はジャブといった感じで何卒。

「こんなん自分のブログでやれ!」と上司からキーボードを投げつけられそうですが、ぼくが無事でいられましたら、またお会いしましょう。

駄文ではございましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
それではまた。