【自宅にこもってらっしゃる方へ】サバイバル番組が今熱い。

コロナウイルスの蔓延により、多くの方が自宅で過ごしておられるでしょう。
しかし自宅で過ごすのって、結構ストレスが溜まるのですよね。ほどよく刺激がないと人間は不健康になっていきます。

そこで生きる活力を得るため……いえ、得られるかはわかりませんが、サバイバル番組をおすすめします。
自然の中の厳しい環境で、人間が生きる戦いを映像に収めた番組です。
無料で見られるものもたくさんあるので、是非自宅でステーキ肉でも焼きながら見てください。

なお、当たり前ですが動物を狩るシーンや、死骸・虫等普通にでてきますので、予め覚悟しておきましょう

 

エド・スタッフォードの「秘境生活」シリーズ

シーズン全話はこちら

個人的に一番おすすめする物から取り上げます。

世界のあらゆる秘境、例えばボルネオの熱帯雨林や、タイの山岳地帯で、「エド・スタッフォード」という冒険家が10日間のサバイバル生活をします。
付近には家屋はもちろん人が通る道すらありません。

持ち物は「カメラ」と「緊急医療セット」「命の危険がある場合の衛星電話」だけです。

水や食料は持ちません。

ナイフ、マッチ、テント、防寒具等もいっさい持ちません。

服も着ませんし下着すらつけません(なお、シーズン後半ではさすがにパンツだけ履くようになりました)

文字通り身一つのサバイバルです。

そして更にすごいと思うのが、完全に一人で過ごすという点です。
カメラマンもいませんし、近くに救助隊が控えている訳でもありません。
衛星電話は持っていますが、SOSを出しても救助がくるのは数時間後です。
一般人なら発狂するかと思います。

エド・スタッフォード氏は、かつてイギリス陸軍に所属し、退役後探検家に転身。
アマゾン川全長を踏破した史上初の人間となりました。

その後ディスカバリーチャンネルで「ザ・無人島生活」という60日間のサバイバルを行います。

※これも無料で見られます。

秘境生活の前身になるチャレンジでしたが、60日間という長期間の孤独にかなり精神的に追い詰められるシーンもあります。

本当に身一つで、火起こし・食料・水・住まいを手に入れていくので、遭難した時に役立つかもしれません。おすすめです。

 

ベア・グリルスの「サバイバルゲーム」シリーズ

ディスカバリーチャンネルで、エドと同じぐらい有名な探検家が「ベア・グリルス」です。

元英国陸軍特殊部隊(SAS)の隊員であり、あらゆるサバイバル知識が豊富です。

服は着ていますし、場所に合わせたサバイバル道具を使うこともありますが、やはり最後は体が勝負になります。

そして特徴的なのが「食べられるものはなんでも食べる」点です。

魚や鳥はもちろん、ネズミやヘビ、ついには昆虫やタランチュラまでタンパク質のためなら食いつきます
時には生で食べだすので、ワイルド味があります。(寄生虫等が怖いので真似しないようにしましょう)

エドと違いカメラマン同伴ですが、あらゆるサバイバルテクニックが披露されるので見ごたえがあります。
こちらもおすすめです。

 

サバイバル・男気クッキング

 

サバイバル番組の魅力の一つ、それはサバイバル飯です。

通常の料理番組と違い、そもそも食材を確保する所からスタートになります。
穫れる獲物は限られていますし、捕獲することには非常に困難が伴います。

そんな要素を煮詰めた番組が「サバイバル・男気クッキング」です。
探検するのは狩人と料理人の二人組。片方は食料の確保、片方はその食料を調理するのが仕事です。

「狩人のほうが大変なのでは?」と思いきや、「どんな食材が取れるかわからない」「調理器具が最低限しかない」状態では、おいしい料理を作るのも大変です。

しかし二人で協力して料理を作り上げる番組なので、そこまで追い詰められる感じはありません。楽しく見ることが出来ます。

 

ALONE ~孤独のサバイバー~

 

以上のようなサバイバル番組を見ると、みんな考えることがあります。

「自分が遭難したらどうしよう」

そんな考えを本当に行わせたのが「ALONE ~孤独のサバイバー~」です。
もちろん完全な素人ではなく、元軍人等の多少は心得のある人間を集めているのですが、エドやベアほどサバイバル慣れしている訳では有りません。

この番組は、10人のチャレンジャーを集め、サバイバル生活をしてもらいます。
装備は10点まで。カメラマンはおらず、一人で生きていかなければいけません。

そして期間は「最後の一人になるまで」です。
最後の一人には50万ドル(約5000万円)が賞金として与えられます。
途中リタイアはできますし、怪我を負った場合無線で呼べば救助隊が来ますが、賞金を得る権利は失われます。

少しネタバレをしますが、最初よくあるチャレンジ番組のように、ある程度安全なところで行っているのかと思いました。
しかししょっぱなから寝床に熊が出現、非常にリスクの高いチャレンジです。

また、終了期間がわからないまま一人で過ごさなければなりません。
精神的プレッシャーは相当なものだと思います。

(なお1話は無料ですが、2話以降は有料になります)

 

生きるって素晴らしい

こういう番組の良さは、今の自分の環境がいかに恵まれた状況なのか理解できるようになることです。
温度の管理された家で、静かにで過ごすことが出来ます。
清潔な水や、栄養に優れた食事を簡単に得ることが出来ます。
怪我をすればすぐに治療できますし、病気に慣れば医療機関に掛かることが出来ます。

しかしこれら全ては、当たり前のものではなく誰かの努力の上に作られてきたものです。

……若干説教臭くなりましたが、サバイバル番組はそんな重要な事実を思い出させてくれます。

ぜひこの休みに自宅で見られることをおすすめします。