お砂糖の種類を調べてみる。栄養に違いはあるの?

さて筆者は、お砂糖を使おうとしてダマになってしまったショックで、ダマを解消する方法を調べました。

詳しくは下記からどうぞ。

お砂糖に賞味期限が書いてない…正しい保管で長く使う!

お砂糖繋がりで、今回は砂糖の種類を調べてみることにします。砂糖というのは生きていれば料理からお菓子まで様々な所で利用されていると思います。

砂糖の利用シーンも一緒に調べていきたいと思いますよ。

 

さてさて砂糖の種類ですが、どのくらいの種類があるんでしょうか…?

健康面や栄養面も、特に女性は気になってしまうんじゃないでしょうか?

それでは原料から見ていきましょう。

 

お砂糖の原料

サトウキビ

イネ科のサトウキビ属の植物で、日本語での別名は甘蔗(かんしゃ)というそうです。

沖縄で有名なあのサトウキビです。

 

テンサイ

別名を「サトウダイコン」というそうです。この「テンサイ」のベータブルガロシド(betavulgaroside)類と呼ばれる成分には、小腸でのグルコース(ブドウ糖ともいわれます)吸収抑制などの効果による血糖値上昇抑制活性が認められたとのこと。

血糖値を気にされている方は、サトウキビ(甘シャ糖)よりもこちらですかね。

一般的には、サトウキビからつくれられた作られた砂糖を「甘蔗(かんしゃ)糖」、テンサイからつくられた砂糖は「テンサイ糖」と呼ぶそうです。

ちなみに筆者は、その「甘蔗(かんしゃ)糖」の部分を、単純に「キビ砂糖」だと思っていましたが、キビ砂糖は、また別にそういう種類があるようでした。おそらくこの勘違いは筆者だけでしょう…。

 

砂糖の細かい分類

呼称

糖種

砂糖 分蜜糖 原料糖(粗糖) 精製糖 ザラメ糖 グラニュー糖
白双糖
中双糖
車糖 上白糖
中白糖
三温糖
液糖 ショ糖型
50%転化型
加工糖 角砂糖
氷砂糖
粉砂糖
顆粒状糖
原料糖     原料糖
耕地白糖     耕地白糖
含蜜糖 黒砂糖

参照:wikipedia

…こまかっ、砂糖の種類分け細かっっ。ですが、世の中の種類の分類なんてこんな感じですよね。

なかなか知らない名前が多いですが、砂糖というのは製造法の違いによって「含蜜糖」と「分蜜糖」とに大きく分けられます。

含蜜糖・・・糖蜜を分離させずにそのまま結晶化したもの。黒砂糖や和三盆、メープルシュガーなどがこれに分類されます。
この製法は、糖蜜を分離せずに作るため、原料本来の風味があります。黒砂糖なんて、もうそのまま凝縮しました!っていうのが一番分かりますよね。筆者は和三盆がここに分類されるというのを初めて知りました。

分蜜糖・・・含蜜糖とは違い、糖蜜を分離して糖分のみを精製したものです。みなさまが普段使用するのはこちらの砂糖ではないでしょうか。グラニュー糖や上白糖などはこちらに分類されます。

 

調理する上での砂糖の効果

砂糖は、ただただ甘さを出すだけのものではないんです。化学的に利用している場合がたくさんあるんです。

・たんぱく質が調理の過熱で凝固するのを抑制する働きがあります。砂糖を入れた玉子焼きや、プリンなんかが柔らかく出来上がるのはこのためです。(火の通しすぎにはご注意ください。)

・焼き菓子等の乾燥も防いでくれます。

・果物の水分活性を抑えることが出来るので、ジャムは日持ちする食品なのです。そして防腐効果もあります。

・パンを作るときは、イースト菌の発酵を促してくれます。

西洋や中華料理と違い、日本の料理にはかかせません。

 

砂糖に含まれる栄養について

砂糖にはたくさんの種類がありますね。精製された白い砂糖よりも、茶色い砂糖にはミネラルが含まれているというのはみなさま聞いたことがあるんじゃないでしょうか。

精製された砂糖にミネラルが含まれていないのは、精製の過程で栄養素が取り除かれてしまうんです。

砂糖に含まれるミネラルとは

ミネラルは、カルシウム、リン、鉄、ナトリウム、カリウムが含まれていて、中でもカルシウムが多く豊富に含まれています。

普段牛乳を飲むよっていう方は日常的にカルシウムを摂取出来るので問題ないでしょうが、そうでない方は、砂糖なら日常的に食べている方の方が多いでしょうから、砂糖を黒砂糖にしてたりない栄養を補給するのもいいかもしれませんね。

ビタミンも含まれていて、ビタミンB1・B2などが含まれています。ビタミンB1はブドウ糖のエネルギー代謝に必要なビタミンで、精製されていない黒砂糖には糖(ブドウ糖)と一緒にビタミンB1も一緒に含まれているんです。

 

気になるお砂糖「和三盆」

和三盆についてみなさん知っているでしょうか。筆者は、名前がおしゃれだな~と思う以外には特に印象が無かったので、ここで調べていきます。

和三盆は、サトウキビが原料の砂糖になります。厳密には一般的なサトウキビよりも細めの「竹糖」という品種を使うそうです。主に香川県や徳島県などの四国東部で伝統的につくられている砂糖の様です。名前からすると、京都っぽいなって思ってましたが違うんですね。

くちどけの良さと、すっきりとした甘さが特徴で、和菓子によく用いられますが、洋菓子にも使われるようになってきたそうです。

その製法は大変手間がかかるそうで、三盆の由来は「盆の上で砂糖を三度研ぐ(工程を3回繰り返す)」というところからだそうです。

日本独自の製糖法で、国産の高級砂糖の一つなんです。

 

さいご

和三盆食べたくなってきました。これからの砂糖摂取は、黒砂糖を積極的に取るようにしたいと思います。