こんにちは。今回は会社を運営していく上で重要な3つのポイントについて解説していこうと思います。今記事を最後まで読むことで、会社をより効率的に経営することができ、事業の拡大、売り上げ増加に繋がるでしょう。もし今あなたが会社を起業したばかりであるとか、これから起業してみたいと思われている人にも参考になる内容かと思いますので、是非最後まで読んでみてください。
経営能力
早速解説していきます。1つ目の要素は「経営能力」です。かなり抽象的なのでこれから細かくみていきます。会社を経営していく起業家にとってこの経営能力はやはり成功するか失敗するかの大きな分岐点となります。ただ単に頭がいいとか、学歴が高いといった話ではありません。
基本的に社長は社内で最も経営能力に長けている存在でないといけません。他の社員が優秀であることも大事ですが、会社を運営してく社長自身が使い物にならなければほとんどの確率でうまくいきません。社長のレベルが会社そのもののレベルと比例すると言っても過言ではありません。つまりは、社長自身が成長すればするほど会社も成長してく可能性は高まりますし、逆もしかりで社長が怠けて成長速度が落ちていくと、社内の売り上げ利益も衰退していくでしょう。
もちろん、社員数が何万人とかの規模になってくるとそういった指標だけで評価するのは難しいですが、まだ会社を立ち上げたばかりの場合だったり、社員数が数十人規模の運営をしている場合、それから売り上げが数千万程度の会社は、社長と社員の距離感も必然的に近くなるので、この経営能力というものは非常に大事です。これは優秀な中途を雇って解決できるほど簡単な話ではありません。
では具体的に何をもって「経営能力が高い低い」を判断できるのでしょうか?
まず1つ目は、「決断力」です。会社は世の中の変化に伴って変わっていくべきものなので、その都度大事な判断を委ねられます。これを決めきれずにグダグダ悩んでしまったり、他の社員に逐一助けを求めていたり、明らかに間違った判断ばかりしていると確実に会社は潰れます。ですので、この決断力を鍛えるということが必須事項になってきます。もちろん鍛えるに当たっては知識や経験を積み上げていくのが1番早いです。
そして2つ目は「リーダシップ力」です。会社の先頭に立つ以上、ある程度の方針やプランは社長から社員に伝達していかなければなりません。それから決断し実行した結果の全責任を負う覚悟がリーダーには必要です。そもそもこういったメンタルが備わっていない人に会社経営、起業は向いていません。こういったスキルや経験を身につけていくことが社長自身の、そして会社そのものの成功に寄与してくはずです。
時間
さて、続いての会社経営を成功させるための要素は「時間」です。時間だけはどんなにお金持ちでも、どんなに有名な人でも、そしてどんなに才能に溢れている人でも平等に与えられます。よく言うのが、例えば一流の経営者に「今何が欲しいですか?」と聞くと結構の割合で「時間」と答えます。なぜならお金やその他のものは将来いくらでも増やせる可能性があるし、いくらでも解決できる余地があるわけです。逆に時間だけは刻々と失われていきます。成功する経営者はほぼ例外なく時間に対してシビアな考え方をもっています。決してどうでもいいことで時間を無駄にはしませんし、どうすれば効率的に仕事できるかを常日頃考えています。
とはいえ効率的に仕事をするのも大事ですが、どれだけ時間をかけるかも成功には影響してきます。世間では最近「ワークライフバランス」などと言った言葉が流行していますが、これはあくまでも大企業のようにある一定水準で経営が安定してきた企業ができることであって、ベンチャーをはじめとしたスタートアップ企業でこんなことばかり考えていては絶対に結果は出せません。とにかく死に物狂いで仕事することです。精神論のように聞こえるかもしれませんが、圧倒的努力なくして上場まで辿り着いている企業など一切ありません。
本当に成功したいと思うのであれば、365日仕事のことを頭に入れて生活するくらいの覚悟が必要です。変化の激しいこの世の中で成功し続ける企業はごくわずかです。そんなに甘い世界ではないということを理解して欲しいです。そして時間を惜しむことなくがむしゃらに仕事をしていれば結果的に先ほど話した自身の能力を上げることにも影響してきます。
ですので、いかに自分の時間を会社に投資できるのかは本当に重要な要素であります。ここまでやっても必ず成功する保証は全くありません。ですが、粘り強くコツコツ続けていれば指数関数的に利益は出てくるようになるはずです。最初は全く上手くいかず苦しい期間を一定時間耐えなければなりません。比例関数的に伸びていくことはほとんどないので、本当にこの方法でいいのだろうかと不安に苛まれる時間も必ず存在します。ですので絶対に成功するという根性と信念を曲げないで仕事し続けましょう。
リスクテイキング
そして最後は「リスクテイキング」です。ここのさじ加減が上手な経営者は成功する確率が高いです。近年だと無借金経営といった全くリスクゼロの経営も流行っていますが、それだけで成功するならみんなやっているはずです。かといって莫大なお金をかけてリスクをとった上で事業を展開するのも怖いですよね。ですので、どのリソースにはコストをかけて、どのリソースにはコストを削っていいのかを見極めていく力がこれからの時代は重要になってくるでしょう。
社長や経営者といった上流の立場で仕事をするのであれば、リスクをとって投資すべきとことを決断できない人にならないといけません。大きなリターンを得るのは多少の借金などでビビっていては上手くいくはずがありません。普通の人は怖くてやらないから安定した会社に就きたがるわけです。それをせずにリスクをとって世の中を変えるような革命を起こそうという熱意をもった人々が経営者を名乗る資格を与えられます。
そしてリスクを取ったからには結果を出して過去の借金や労力を回収しなければなりません。もっと言うと黒字にしていかなければならないのが経営者の宿命です。お金だけではなく、人員配置や、ITの導入などの判断もいわばリスクを取った投資と言えます。もちろんですが、リスクを取ると言っている時点で成功する確率が低いことは理解してもらえるかと思います。
どんなに素質のある経営者でも今成功している会社が1つ目ということはほとんどありません。それまでに何回も挫折や失敗を経験しています。10回リスクを取って1度でも成功すれば確率的にはかなりいい方だと思ってください。実際には数10回チャレンジしても全敗なんてことはざらにあります。そういった意味では経営者は鋼のようなメンタルも求められると言えるでしょう。
もちろんですが、成果にそれほど影響が出ない無料でやれるところに関しては徹底的にコストカットすべきです。ここで無意味な初期投資をする経営者もまた愚かです。その辺の塩梅が大事です。人と違うことをするのは勇気のいることで、でも誰もやっていないからこそそこに新たな需要が出てくるかもしれない。ここが経営者の大変さであり、仕事の魅力でもあるので是非意識しリスクテイキングに努めてきてください。
今回の記事では会社経営に必要な3つの要素として「経営能力」「時間」「リスクテイキング」を紹介しました。参考にしていただけると嬉しいです。最後まで読んで頂きありがとうございました。