タイトルを見て「いやいや、暦上秋だから。」なんてツッコミはなしですよ?
さて、長かった梅雨もようやく明けたことですし、今週はゆったり夜空を眺めてはいかがでしょうか。三大流星群のひとつ『ペルセウス座流星群』が来たる8月12日(水)の22時ごろに極大を迎え、たくさんの流れ星を観測することが出来るそうです。
三大流星群とは
ペルセウス座流星群
1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群に並ぶ三大流星群のひとつ。1、2位を争う程の流星数で、毎年この時期に観測することが出来る。
ペルセウス座
ギリシャ神話に登場する英雄。髪が蛇で見た者をたちまち石化してしまう魔女のメデューサを退治してしまう凄いお方。その英雄の姿を表した星がペルセウス座。22時ごろになると北東の空から昇り頂点に達するころには夜が明けて見えなくなる。
しぶんぎ座流星群
1月の初めごろに観測することが出来る流星群。その年によって流れる星の数にムラがあり少し観測するには難しい。
しぶんぎ(四分儀)座
星座といえばギリシャ神話が多い中、これは天体観測用の観測機器。なんというかまさにそのまま(笑)。1795年にフランスの天文学者が設定されたとされる。国際天文学連合が設定した88の星座から外された悲しい過去を持つ。
ふたご座流星群
12月中旬ごろに観測することが出来る流星群。毎年一定の量の流れ星を観測することが出来、条件が合えば1時間に100個程流れる時もある。
ふたご座
みなさんもご存知、黄道12星座のひとつ。ギリシャ神話に登場する英雄の姿を表した星。人間として産まれたカストルと、神の血を引き不死身の身体を持って生まれたポルックスはとても仲の良いふたごの男の子。ある戦で人間であるカストルは命を落としてしまう。不死身のため生き残ったポルックスは悲しみ、それを見た神のゼウスはいつも二人が一緒にいられるようにと星座にした…という話。
19年前のしし座流星群
流星群と聞いて私の中で一番真っ先に思い浮かぶのは19年前のしし座流星群です。
気が付けばもうそんなにも前になるんですね…(しみじみ)
月日が経つのが早いというか恐いというか…。まぁ、とにかくこの時の流星群は本当に凄かった。
上記で紹介した三大流星群とは異なり、約33年周期で最も活発な時期となる大出現が訪れる。大出現時の流れ星の数はまず桁が違う。大出現の年となった19年前(2001年)はアジア地域で1時間に約2,000個の流れ星が流れたそう。確かに当時は夜空を見上げればものの数分で確認することが出来た。人生で流れ星をまともに見たのがこの時が初めてだったこともあり今でも鮮明に覚えている。
大出現時のしし座流星群は流星群の中で一番派手で別名『流星雨』や『流星嵐』とも呼ばれる。
ちなみに次回の大出現は2033~34年ごろ。
なるべく暗いところで。
流れ星に限らず星は周りが明るいと見えなくなる。それは月の光も同じで、月が明るければ明るい程星は見えなくなる。今年のペルセウス座流星群もじつは月の光が少し邪魔をする。決して最良条件ではないが月の光はそんなに強くない(らしい)ので、せめて町明かりが少ないところで観察すると見えるかもしれません。
最低15分。
強運の持ち主であればすぐに見つけられるかもしれませんが、そうそうに見つからないのが流れ星。最低15分、コーヒーでも飲みながらぼんやり眺めるのもいいでしょう。今年は前日までは天気はあまりよろしくないものの、当日は持ち直しそうなのでチャンス(かも?)です。ペルセウス座流星群は北東にあるペルセウス座から四方八方に流れていきます。月が見えるなら月を背にして観察しましょう。
大事なこと忘れてました(笑)。夜空を眺める際は首に注意を。首に負担の掛からない程度で観察してください。
星座アプリ
88星座図鑑
せっかくなのでアプリを使って夜空を眺めるのはいかがでしょう?親子で一緒に学べる星座図鑑アプリ。夏休みの自由研究にもってこいですよ!
さいごに…
私が小学生くらいのころは星座早見表といった円盤状のシートや星座図鑑を片手に観測していました。今では様々な星座アプリがあり時代の進化を痛感…(したところ。)
星座にまつわるギリシャ神話の話とか星にまつわる話は個人的には割りと好きで、たまーに星座の本眺めてたりすることもあります。なかなか面白いですよ。