メルマガなどのメールを活用したマーケティングは、現在でも重要なプロモーションの一つと考えられています。外部メディアの購読者に配信をしたり、顧客リストを活用して配信をしたりと業種によりますがホームページとうまく組み合わせる事で相乗効果も期待できます。
ホームページからメルマガに登録してもらったり、メルマガからホームページへのリンクを貼ったり、複数のメルマガからメインのメルマガに誘導したり、メインのメルマガからステップメールに誘導したりとさまざまな使い方があります。
それでは、メールマーケティングの種類や解析方法、具体的なメルマガの活用のポイントについて解説していきます。
メルマガの種類と特徴について
メルマガとはメールマガジンの略ですが、日本ではメルマガ、海外ではメールニュースなどと呼ばれています。メルマガを送信する方法としてはいくつかに分類されますが、ここでは大きく4つに分けて特徴などをみていきたいと思います。
1.顧客リストなどから全員に配信する方法
取得している顧客リスト全員に同じ内容を配信します。ユーザーにより興味関心の度合いが異なるので、関心が低いユーザーからは購読を解除されたり迷惑メールに入れたりする可能性もあります。
2.顧客リストなどから年齢、性別、リピーターなどで属性をしぼり配信する方法
内容によっては、顧客リストなどから属性を絞って配信をするため全員に一斉配信をするよりも効率がいいと言えます。(たとえば商品を購入した事がある方への新商品の案内など)
3.自動的に決められた内容を配信するステップ型で配信する方法
あらかじめ決められた内容を決められた間隔で配信できるので、メールの自動化ができます。
4.メールを開封したりクリックしたりなど、ユーザーの行動に合わせて配信する内容を変えるシナリオ型で配信する方法
メールを開封した人やクリックをした人にあわせて、効果的にステップメールを配信する事ができます。
1の全員に一斉配信する手法を進化させたのが、2のユーザーの属性でターゲットを絞るターゲティングの手法で、3のステップメールの手法を進化させたのが、4の行動にあわせて配信するメールを変えるシナリオの手法です。
商品やサービスを購入した後に、メルマガが配信されてきたという経験があると思います。私自身もリピートをしたいと思うタイミングでメルマガが送られてきてリピートをしたり、一度購入した商品名やサービス名を覚えていない時は、iPhoneのメールアプリからキーワードで検索をしてリピートをしています。
商品やサービスによってはすぐに購入には結びつかないとししても、タイミングが合えば購入に結びつくという事もありますので、購入後などで不安を感じている時にサンキューメールで安心と信頼関係を築く事もできます。ライバルの会社はサポートがないのに、自社でサポートをつけておけば満足度も上がります。
メルマガのアクセス解析と改善
メルマガには文字コードのみを使った文章のテキストメールと、画像、動画なども入ったWebページを作成するのと同じ言語のHTMLメールなどがあります。
アクセス解析はメール配信システムや解析ツールなどによっては解析方法が異なってきますが、HTMLメールでは画像を貼付する事によってアクセス解析でメールの開封を測定する事もできます。具体的にはGoogleアナリティクスにソースを設定して貼り付ける事で測定します。
メルマガの目的とライティングのポイント
メルマガを配信する目的はさまざまですが、まずは目的を明確にしておく事が大切です。キャンペーンやセミナーの告知、商品の紹介、商品やサービスの購入者へのアフターフォロー、読者が知りたい業界のニュースや情報などの発信のため使用するのが一般的です。
メルマガの目的によってライティングの内容も変わってきますが、特にテキストメールでは基本的な書き方のポイントなどがありますので、ポイントについてみていきます。
件名と送信者名を工夫する
メールを受信する側からみると、まずは「送信者名」と「件名」が最初に目に入る部分です。「件名」のみで内容を読まれずに削除される事もあります。メルマガは多くの会社から定期的に配信されてくるため埋もれていきますので、特に「件名」を工夫する必要があります。
たとえば、ニュース性のある書き方として「不景気到来・倒産続出?」や、緊急性のある書き方として【重要】や【最終のご案内】【極秘】などで【 】(墨付きカッコ)で装飾をしたりします。
見やすさを意識する
メルマガは見やすさなどの見た目が重要です。使用するデバイスによっても変わってきますが、見やすさを考えた場合に、一行の文字数は25文字〜30文字が理想の文字数と言われています。装飾は小見出しを入れたり、下線や囲み線をれたりと年齢や性別などで使い分けるようにします。
まとめ
メルマガはコストをかけずに情報を伝えられるというメリットがあげられますが最近ではLINE@などを活用する会社が増えてきています。無料クーポンやプレゼントを配布するなどし、その後に登録してくれたお客様にアプローチができ、メールよりも到達率が高いのが特徴です。
しかし、急に「LINE@のアカウントが使用できなくなる」「検索エンジンのアルゴリズムが変更されアクセスが減少する」「リスティング広告が使えなくなる」という事も考えられます。
ニュースレターやメルマガなどで継続的にコンテンツの提供をする事でリピートにもつながりやすくなりますので、外部サービスに依存をしすぎずにメール、手紙、電話、直接会うなど、どのような方法であってもコミュニケーションの質を上げるという事を大切にしていきましょう。