秋の夜長に…大人のためのゲーム紹介・ストラテジー編

こんにちは。
コロナが流行りだしてからというもの、映画館がほぼ息をしておらず映画館欠乏症な松野です。
映画自体は上映してるんですが、ほぼ邦画やアニメなどの特別上映ばかりで新作洋画がとんと入ってこないんですよね…多いときは週1~2で映画館へ行く身としては辛いところです。

さて、そんなコロナ禍も少しずつ落ち着いてきた雰囲気はありますね。(印象操作されている感は否めませんが。
しかし完全に通常運転に戻るのはまだまだ先になるだろうとの見通し。
自宅で過ごす時間も変わらず多いかと思います。

というわけで今回は、このコロナ禍+秋の夜長のおうち時間にじっくりと腰を据えて世界観が楽しめる、「大人にこそやってほしいロマン溢れるゲーム」をご紹介したいと思います。

Sid Meier’s Civilization Ⅵ

はい、知っている人は知っている、時間跳躍プログラムですね。
多くのゲーマーから睡眠時間を奪い続け、廃人を生み出し続けているこの作品も早6作目。
あと1ターンだけ…あと1ターンだけ…と繰り返していると、一瞬で外が明るくなることで有名な「文明の興亡を描いたストラテジーゲーム」の名シリーズです。
人類の歴史をテーマにしたボードゲーム的なものをイメージするとわかりやすいかもしれません。

ゲームは紀元前4000年からスタートし、現代21世紀に入ると終了となります。
プレイヤーはローマやエジプト、日本などそれぞれに特徴のある国家の中から好きなものを選び、様々なユニットを使い、新しい都市を作り、大地を均し、戦争や外交を交えつつ勝利条件の達成を目指すことになります。

勝利条件には軍事力を駆使して敵国を滅ぼす「制覇勝利」、他国よりも観光客を多く呼び寄せる「科学勝利」、ロケット開発のプロジェクトを完了させる「文化勝利」、自分の宗教を全世界に広める「宗教勝利」などの4つがあり、プレイの度に戦略を変える楽しさがあります。

このゲームの詳しいシステムや特徴などは書ききれない程の情報量なので割愛しますが、個人的にこのゲームの最大の魅力はやはり人類の歩みを疑似体験できることだと思っています。
石斧を振ることしか知らなかった人類が、文明の発展とともに社会制度を生み秩序を得て、他国と時には協力し合い時には争い、そして最後には宇宙へ旅立つ、そんな壮大な人類史を自分で作り上げていく…筆者的にはもう大好物、ロマンしかありません。

そして歴史を紡いでいくということは盛者必衰の物語を描くことでもあるのです。
例えば自国文明に日本を選択した場合、「侍」という固有ユニットが使えるのですが、中盤までは非常に強力で猛威を振るうことになります。
ですが、皆さんもご存じの通り、侍の時代は異国文化の流入や兵器の近代化により終わりを迎えましたよね。
それと同じことがCivilizationの中でも当然起こるわけです。

「無敵だとすら思っていた侍が、近代兵器の登場により淘汰されていく…相手は幕府や薩長ではないが、この姿はまるで幕末の志士のようだ…」
…なんてことを妄想しながらプレイしていると、さながら「ひとりその時歴史が動いた。」「ひとりプロジェクトX」を演じているような気分になれます。
そういった実際の歴史に起こったことが、形は違えどゲーム内でも疑似的に起こっていくという部分が、非常に面白い点ですね。

まぁ、開始時点で日本のお隣さんがブラジルかと思えば、イギリスがピラミッドを建造しだしたり、トンデモ展開の連続ではあるのですが。(笑
あくまでそこはゲームということで、ご愛嬌ですね。

また、ゲーム内には「Civilopedia」なるゲーム内百科事典も用意されており、そこで歴史的建造物や偉人、社会制度の仕組みなど、歴史上のあらゆることについて詳しく知ることができるようになっています。
封建制度…ファシズム…なんとなくはわかるけど…といった感じの単語が出てきた時には、Civilopediaをみつつプレイすることで歴史の勉強にもなるというのも素晴らしい点。
新しい科学技術や社会制度が生まれた際や世界遺産の建造が完了した際には、偉人たちの名言がボイス付きで読み上げられる点なんかも、ニクい。
学校の歴史の授業はCivilizationをプレイさせれば、教科書の100倍頭に入ってくると思うんだけどなぁ…。

あとは単純に小さなユニット達が動きまわる様を見てるだけでも楽しかったりします。
6作目ともなるとグラフィックもUIも洗練されていますから、見た目にも十分によいゲームです。
基本的にキャラクターにはボイスがついているというのもポイント高いですね。

ただこういったストラテジーやシミュレーションゲームのご多聞に漏れず、価格設定が高めなのが玉に瑕なのではありますので、セール時を狙ってみるとよいかもしれません。
ターン制のため自分のペースで進められるので、人類の歩みに想いを馳せつつ秋の夜長にお酒でも飲みながらじっくりとプレイしてみてはいかがでしょうか。
お酒が一滴も飲めない筆者はカフェオレにしておきます。

最後に、以下が日本語版のトレーラーになります。
何度観ても、涙ちょちょぎれる程に胸が熱くなる映像です…BGMも素晴らしい。

対応プラットフォーム:PC/PS4/Xbox One/Nintendo Switch/iOS/Android

ちなみにおすすめはPC(Steam)版です。
やはりこういった細々した操作が必要なゲームでのマウス&キーボード操作は偉大です。
Steamはセールの割引率や頻度も高いので、気になる方はチェックしていただければと思います

今回も完全主観でお届けしましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた。