デザイナーさんのお道具箱

例の台風が過ぎ去って以降、秋の気配があちらこちらから感じられるようになりました。日が暮れるのが早くなったり、朝晩が涼しく感じたり…。ちょっと切ない気持ちにもなります…(しみじみ)
そんな中SONYの次世代機、PS5の発売日と販売価格が発表されました。しかもほぼ1日違いでMicrosoft社の次世代機Xboxも発売されるとの事。金額も性能もほぼ互角というからこれは大変!11月は次世代機商戦で熱くなる予感がしますね。ゲームをする身としては気になるところではありますが、個人的にはまだまだ様子見です。

さてさて、今回はデザイナーさんのお道具箱に必ず入っている『Photoshop』と『illustrator』を自身も初心に戻りつつどんなアイテムなのか、違いは何かをご紹介したいと思います。今回もサクッと行きますよっ!(あれっ?ゲームネタじゃない?!?!)

『Photoshop』と『illustrator』はAdobe社が提供しているグラフィックツールで、デザイナーさんはまずこれがないとお仕事が始まりません。同じグラフィックツールですが、デザインや仕様によっては『使い分け』をします。では、どのように違うのか?少し掘り下げてみましょう。

Photoshop

フォトショップまたは略してフォトショと呼ぶ。画像編集のソフトウェア。主に写真を加工・合成編集したり、イラストやチラシ、ポスターを制作したりと2Dデザインには欠かせないアイテムです。webデザインはphotoshopをメインに制作を行います。ビットマップ画像(ラスター)という形式で構成されます。

ビットマップ画像(ラスター)

色のついた点の画像(画素)が集まってそれが形となったもの。ベクトル画像よりもデータ量が多い。ビットマップ画像を拡大するとひとつひとつの画素が拡大されてしまうので画質が悪くなる。

フォトショの特徴と強み

写真の加工が合成、色味の調整など画像を扱うデザインに特化している。毛穴ゼロのつるつるお肌を生み出したり、非現実的な世界観を創り出したりするのが得意。また、ブラシの種類がたくさんあるので水彩画や油絵のようなタッチの絵も書ける。


illustrator

イラストレーターまたは略してイラレと呼ぶ。図形描画編集のソフトウェア。主にロゴ制作や名刺、ポスターやパンフレットなど紙媒体制作メインで使うアイテムです。webデザインでもロゴやちょっとしたグラフや地図など、パーツを作るのに用いります。ベクトル画像(ベクター)という形式で構成されます。

ベクトル画像(ベクター)

点と線で結ばれたものを数値化したものが形(面)となったもの。点と線で結ばれた一つの面の構成となるのでデータ量が軽い。拡大縮小をかけても情報量は変わらないので画質が荒れる事はない。

イラレの特徴と強み

イラストやポスター、アイコンやキャラクターデザインなど印刷物のデザインに特化している。また、図形の組み合わせでパターンデザイン(図形の羅列で作る柄)を簡単に作る事が出来る。イラレで作った柄をテクスチャとしてフォトショデータと合成する事も出来る。


まとめてみた

フォトショはビットマップ画像。写真加工や合成webデザインに適している。使い方によっては画質が悪くなるのが欠点。
イラレはベクトル画像。ロゴや図形、イラストを作るのに適している。グラデーションのような微妙な色合いを出すのが苦手。

余談

ちょっと面白いアプリを見つけたのでおまけでご紹介。なんでも、スマホで写真を撮るだけでフォトショで加工したようなレタッチ画像が簡単に作れる…らしい。しかも無料(わぉ!)このアプリは同じAdobe社からリリースされているその名も『Photoshop Camera』これを使えば一味違った映え映えな写真が作れるのではなかろうか?(もしや『映え』ってもう古い?!)いちおiOS・Android共にアプリはあるのだが、スマホによっては非対応との事。普段からスマホで写真を撮るのが好きな方はやってみる価値はありそうだ。

ソース:「Photoshop Camera」で遊んでみた 先端技術を駆使して誰もが“写真作品”を作れる

 

Photoshop camera

Photoshop camera
開発元:Adobe Inc.
無料
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さいごに

今回もサクッと書かせていただきましたが、ちょっとでも参考になれば嬉しい限りです。フォトショとイラレは期間限定ではありますが、無料で触る事も可能です。まだソフトを触った事無い方もこれを機にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?もしかしたら新しい『何か』が開けてくる…かも?!