凡人カレー四方山話

こんにちは。
先日、PCのクリーンインストールを行ったら音楽データのバックアップができておらず、約1万曲が吹き飛んで発狂した松野です。
おかげで買い替えたばかりのiPhone11proが何だか妙に軽く感じます…ハハッ!

さて、最近はいよいよ夏本番という感じの気候になってきましたね。
湿気と熱気で食欲も落ちがちですが、暑いからこそ食べたくなるものある。
そう、アレです。

カレーです。

ぼくは自分でスパイスを配合してカレーを作るくらいのカレー好きで、過去にはカレー好きが高じて飲食店でカレーを提供していたこともあったりします。
他にも有名なカレー職人の方のワークショップに参加したり、スパイスの書籍を読んだり…一体何を目指していたのだろうか。

そもそも小さい頃から母親が子供向けのカレーを作ってもらったことがなく、Lee(辛さ10倍)という激辛カレーを食べさせられていました。
環境が人を育てる、とはこういうことか…いやちょっと違うか。
ということで、前置きが長くなりましたが、今回はカレー四方山話という感じでお届けしたいと思います。
知ってる人は知ってる…という感じではありますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。

 

 

市販のカレールゥは配合スパイスの種類が圧倒的に多い

市販のカレールゥのCMなどではよく「数十種類のスパイスをブレンド!」と謳っていたりしますが、実際一般的なカレーの方が配合スパイスの種類はかなり多いです。
いわゆるスパイスカレーよりも圧倒的にです。
ちょっと意外じゃありませんか?

対して最近流行しているスパイスカレーはというと、配合スパイスは多くても10種類程度。
配合スパイスの種類が少ない分一つ一つのスパイスの個性が引き立ち、また店ごとの味の違いも出やすい。
それが刺さる人に深く刺さっているというわけです。

カレーの世界においては「配合スパイスの種類の多さ=美味しさ」というわけではなく、重要なのはあくまで配合バランス。
いや、奥が深い。

 

カレーは油料理

スパイスの香り成分であるエッセンシャルオイルは加熱により引き出されます。
またエッセンシャルオイルは水溶性ではないため、十分に香りを引き出すためには多量の油で加熱する必要があります。
だからカレーを作った後の鍋はあんなに油でギトギトなんです。

スパイスの香りを存分にうつした油で食材を調理するのがカレーなので、油は表面に浮いてこそ。
実際、油が勿体ないからとケチって作ったことがあるんですが、明らかに味が落ちましたね…。
あの洗い物の大変さは美味しいカレーを作った、まさに勲章なんです。

全国のお母さんとカレー屋さんの苦労に拍手。

 

ガラムマサラは単体のスパイスではない

これはカレー好きなら知っている方も多いかもしれません。
たぶんある意味、一番有名なスパイスであろう「ガラムマサラ」ですが、実は7~8種類のスパイスからなるミックススパイスなんです。

ガラムは「熱い」、マサラは「混合物」という意味で、多少の辛みと複雑な香りがあります。
カレーに使われる代表的なスパイスは入っているし、一般的なカレーライスにもひとかけすればなんだか本格的な味になる…気がする。
なのに、これだけでは美味しいカレーは作れないという、なんとも不思議なやつ。

日本にもカレー粉という似て非なるものがありますが、この二つには決定的な違いがあったりなかったり。
ちょっとこの辺はかなりマニアックな話になるので、また機会があれば。

ヒントは「ターメリック」(わかるか!

 

そういえば最近、ザ・インド料理店!みたいなお店が減ったように思います。
ぼくが子供の頃は結構あった気がしていて、親によく連れていかれていたことも今のカレー好きに繋がっているような気がします。

カレーって味や香りも大切なんですが、食べる環境も重要ですよね。
おしゃれで小綺麗なカフェよりも、謎の音楽や楽器や布がかかっているようなお店で食べるほうが絶対美味しい。
どこかにザ・インド!な怪しいお店ないかなぁ…う~ん、お腹が空いた。

というわけで、今回はこのへんで。
今回も駄文ではございましたが、カレーの世界に一歩深く触れる機会になれば幸いです。

それではまた、お会いしましょう。