こんにちは、陸より海、海より空が好きな杉本です。
さて、本日は簡単な地政学のお話をします。
先に言うと、タイトルと記事本文に関係性はあまりありません。
水という戦略資源
地球表面の7割位は、水で出来ていて、人類は水に支配されているといっても過言ではありません。
事実、文明は水の傍で発展しましたし、今でも大きな都市には大きな川か海、湖に面しています。
水は流れにもなりますし、溜まって蓋になることもあります。
海という戦略資源
スエズ運河、ジブラルタル海峡、パナマ運河等、世界的に有名な戦略的要衝はたくさんあります。
水を利用するものであれば、全てが戦略資源といってもいいでしょう。
日本は、周りが全て水で蓋されており、空路か海路に頼らなければ物流の維持が不可能となってしまいます。
故に空運か海運をしっかりと保持しておかねばなりません。
しかし、空運と比べて海運が重要なのは、やはり言うまでもないでしょう。
空運には航空機には石油が必要ですが、ご存じの様に日本国内での物資輸送を賄えるほどの石油は産出されていません。
日本において、資源が眠る海底や物流を支える地盤として、海そのものが戦略資源であることは言うまでもありません。
宇宙進出が難しい理由
さて、ここまでひたすら「海運の重要性」を叫んでまいりましたが、人類はなぜ宇宙進出をしないのでしょうか?
もちろん「難しい」からというのが第一ではありますが、難しい理由が重要です。
陸や海にあって、現在の技術では空や宇宙に存在しないものとは何でしょうか?
それは、「休憩・補給が出来る場所」です。
海では港、陸では、、、、そうですね「駅」でしょうか?
空や宇宙では、休憩・補給を行う場所を確保することが大変困難です。
結局は、地上へと降りなければ休憩・補給を行うことは出来ません。
地上、海上という平面でも補給が難しい人類には、空間上での補給の維持は非常に難しいでしょう。
補給小噺
三国志で、諸葛孔明の北伐が失敗した原因の一つ「補給」
それが難しい理由は様々ですが、今とはくらべものにならないほど違う点があります。
それは「距離」です。
今とは段違い、距離に対する移動時間が必要でした。
移動時間が必要なら、移動そのものにも資源を消費することから、距離へのコストは現代とは比べものになりません。
今の人類は、ある種の補給への限界に挑戦しているのかもしれませんね。
北海道が今後、世界的戦略要衝になるかも?
最近は、地球温暖化が叫ばれていますね。 北極の氷が解けるとかなんとか。
私は泳げないので、海没はゴメンですのでこれも重要な課題と考えていますが、海運は別です。
現在は、大まかに
・スエズ運河を経由する スエズルート
・アフリカ南端を経由する 喜望峰ルート
が大きな海運路とされています。
しかし、増え続ける通航料やリスクへの対応でコストが膨らんでいます。
そこに、北極海の氷が少なくなっているのです。
各国が北極海ルートに注目するのは、自然の流れといえるでしょう。
しかし、そうなると中国や韓国、極東ロシアの海運はどうでしょうか??
北極海ルートを通るのには、北海道を経由するのが自然ではないでしょうか。
(わざわざ太平洋側に遠回りする必要ないし)
このことから今後は、北海道の開発が重視され、注目度的にHOTな地域といえるでしょう。
おわり