雨続きの7月。
これから梅雨が明けてあの高温多湿の暑さがやってくるのか。。
まとわりつくような暑さの中、熱中症にならないように水分補給は十分にとりましょね。
それでは、早速旅行記第6章に行きたいと思います!
前回の続き。
バトームッシュ船に乗りセーヌ川クルーズの折り返し
ちょうど夕暮れ時もあって空の表情はグラデーションのように変わる。
船から眺めるセーヌ川沿いの景色は徐々にライトアップされて幻想的だ。
更に船内では生演奏もあって乗客たちは音楽に合わせて体を揺らしたり踊ったり
デッキに出ると乾いた風が気持ちいい。
日本とは違って、ヨーロッパは空気が乾燥しててカラッとしてる。
あのまとわりつくようなモヤっとした空気感は皆無である。
だからヨーロピアンは外で食事したり、公園で座って談笑したり寝そべったりをそこら辺でしてる(気がする)
そういえば水分量が違うからなのか、空の色や雲の形もなんか違う気がする。
風土が違えばこんなにも習慣が違うものかと行ってみて気付くことも多くある。
水なんかも硬水だから日本人の髪なんかは一回洗えばゴワゴワに硬くなるし、もちろん肌も乾燥する。
だから旅行行くと肌が荒れるとかいうのは、やっぱ水が肌に合うかどうかなんだな。水大事。
話を戻して、デッキからの眺めはより素敵だ。
ガラス越しに見るものよりも実際に空気感を感じながら見るパリの建造物にはまた味がある。
ついつい感動の奇声を上げてしまいそうになるほど、空と風とすべての要素が重なってあのような気分にさせてくれるのだと思った。
クルーズ自体は確か1時間半から2時間とかだったと思うけど
あの時間のグラデーションの色の記憶は夢見てるみたいだったな。
船はセーヌ川のある地点から往復しぐるりと一周して元のスタートした場所に戻る。
船を降りると日は落ちてしまったけど、体感としてはまだまだ明るい。
調子が出てきた私達はその場所からエッフェル塔が近いのでみんなで袂まで歩いてみることになった。
観光地だからこそ気をつけよう
時間帯のせいか、歩いて抜ける建物ごとに目印にしていたエッフェル塔はライトアップの模様を変えていろんな表情を見せる。
15分くらい歩いたかな?エッフェル塔の袂まで着いた。
エッフェル塔の前にはシャン・ド・マルス公園が広がり、そこから塔の全景を大きく撮ることができる絶好のスポットだ。(おススメ)
エッフェル塔は展望台があってエレベーターで最上階まで上がることができるのだが、時間も時間だったので受付は閉館してて上まで登ってみることはできなかった。
それでも、足元から見上げるエッフェル塔もすごい迫力で見る価値はあったなと大満足だった。
ある程度そこで楽しんだら、そろそろホテルへ戻ろうと言うことになった。
しかし、そこでこの旅唯一の失敗をすることになる。
パリへ来て位置関係もまだ把握していないので帰りはタクシーで帰ろうとエッフェル塔挟んだ大通りの前でタクシーを捕まえることになる。
ここまですべてがスムーズだったし全くの警戒心ゼロで、さらに観光地の方がタクシー拾いやすいだろうと安直に考えていた。
でも、意外とタクシーはなかなか通らない。そこで向こうからきたタクシーをやっと捕まえる。
行先を伝えると、愛想もなく「乗りな。」的な感じで言われていそいそタクシーに乗り込む。その時私達は3人だったので、一人が前の座席に座ったら、「ここに乗るな後ろに座れ!」と一喝され、なんか感じが悪い運転手だなと思ったのが最後、ここからホテルまでおよそ10分くらいの距離だったのに30ユーロも取られたのだ!(しかも、若干遠回りされて)
え?高いし。とは思ったものの、もう乗ってしまったしその運転手も結構ワイルド系の見た目だったのでここはしょうがない。
すんなりお金を払って降りようとしたけど、最後に「キスミー(ほっぺにキスしろ)」と言い出したので「いや、いい」と言ってタクシーを降りる。完全に舐められてる。
確かに車内の会話の中で中国人?って聞かれて、日本人だよ。と言ってしまったからか完全に足元見られた感じがした。
後々思えば、拾った場所が悪かった。やっぱり観光地で拾ったのが間違いだった。
少し歩いて違う場所から拾えばよかったし、後日気付くんだけどエッフェル塔付近からホテルまで歩いても意外と近かった。。
気を抜いたらいけないな、ホントたまにこういうことがあるので、皆様海外では気を引き締めて行って下さいね。
ホテルに戻ったら、タクシーにぼったくられた悔しさで少し後味が悪くなった。
せっかく最高の一日だったのにさ。
まぁ、これも旅の醍醐味か。なんもない旅なんてないのが普通なんだからと切り替えて、また明日も楽しもうと思うのであった。
次回に続く。