5Gスマホの4台に3台は中国メーカー、1万円台の激安モデルも間もなく登場か?

こんにちはミヤザキです!

今年の夏はとんでもなく暑いですね・・・
例年に比べて今年は熱中症になる人もかなり多いんだとか

 

今回はAppleの話題からは少し離れて5G形態についての小話をしていこうかなと思います。

新型コロナウイルスの影響で世界のスマートフォン市場の成長に鈍化の動きが見える中、調査会社カナリスは、2020年第2四半期のスマートフォン出荷台数でHuaweiがSamsungを抜き初の1位になったという衝撃的なデータを発表したんです。SamsungとApple以外のメーカーが1位になるのは実に9年ぶりのこと。その9年前にNokiaが1位だった時代に、今のHuaweiの勢いを誰が予想できたでしょうか?

 

Huaweiは5Gスマートフォン市場でシェア1位

 

だがHuaweiは既に特定のスマートフォン市場でシェア1位になっています。それは5Gスマートフォンです。ストラテジー・アナリティクスの調査によると、2019年の5Gスマートフォンの出荷台数はHuaweiが690万台で1位、Samsungは670万台で2位でした。2020年に入ると第1四半期はSamsung830万台、Huawei800万台とSamsungが巻き返したものの、通年ではHuaweiの出荷台数が大きく伸びるでしょう。

 

カナリスのデータを見ると、Huaweiの2020年第2四半期の出荷台数は5580万台で、その内訳は中国が72%、海外が28%と中国国内に集中していることが分かります。2019年第1四半期はその割合が中国51%、海外49%とほぼ半々であったことから分かるように、米国の経済制裁の影響を受けたことでHuaweiはこの1年の間に中国市場への回帰を強めています。

中国の5G加入者数は2020年6月末時点で1億を突破しています。China Mobile(中国移動)が7019万9000、China Telecom(中国電信)が3784万でこの2社の合計は1億803万9000となえい、世界2位の5G加入者数を持つ韓国ですら700万をようやく超えたところであり、中国の5G加入者数は他国を大きく圧倒しています。この5G大国を主戦場としたHuaweiが、2020年通年で5Gスマートフォン出荷台数シェア1位になることは当然なのです。

 

中国メーカーが5Gスマホで75%を占める

では2020年の5Gスマートフォン市場はどのような展開となるのだろうか。トレンドフォースのレポートによると、2020年上半期の世界の5Gスマートフォン出荷台数のうち、中国メーカーの占める割合は75%だったとのこと。実に4台のうち3台が中国メーカー品ということなのです。日本でも5Gスマートフォンを発売または発表しているのは日系がソニーモバイル、シャープ、富士通。韓国メーカーがSamsungとLG。そして中国メーカーはHuawei、ZTE、OPPO、Xiaomiと4社もある。5Gスマートフォン市場で中国メーカーの存在感が4G時代よりも増していることは日本でも十分感じられます。

2020年通年のスマートフォン出荷台数は12億4000万台とトレンドフォースは予想していますが、そのうち5Gスマートフォンは全体の18.9%、2350万台に達するだろうとのこと。その中で同社がシェア1位になると予想しているのがHuaweiです。各メーカーの5Gスマートフォン出荷台数の予測値は、Huaweiが7400万台(シェア31%)、以下Appleの7000万台(同30%)、Samsungの2900万台(同12%)、Vivoの2100万台(9%)、OPPO(OnePlus、Realme含む)の2000万台(8%)、Xiaomiの1900万台(8%)、その他が200万台(2%)。2020年はHuaweiとAppleが5Gスマートフォン市場のリーダーになるかと思います。

Appleは高価格帯のモデルが主力であり、5Gに対応したモデルを投入すれば多くの既存ユーザーが乗り換えるだろう。とはいえハイエンド製品の売れ行きは景気の影響を大きく受ける。また、ここにきて新iPhoneの発売が例年の9月から10月にずれることが判明した。入門機として2020年春に投入した「iPhone SE(第2世代)」の販売が好調なことから、エントリーモデルで十分と考えるユーザーは秋の5G機へは買い換えないでしょう。

通信事業者側も新型コロナウイルスの影響で5Gの拡張は思うように進められていません。5Gへの対応よりも他の部分で差別化要因を見せなければ新製品への買い替えも思うように進みません。トレンドフォースの「30%」という数値は最良の条件が、そろわなければ到達は難しそうです。

 

毎週1機種以上の新製品を出しているHuawei

一方、Huaweiはハイエンドからエントリーモデルまで幅広いラインアップをそろえており、高所得者から学生層まであらゆる消費者層をターゲットとするモデルがそろっています。「P」「Mate」「nova」という3つのメインシリーズや後継機も期待される折りたたみディスプレイを搭載した「Mate X」、プレミア感のあるポルシェデザインとのコラボモデルなど製品種類は多い。

それに加えて別ブランドで展開している「Honor」も、「X10」「30」「Play」など複数のシリーズを擁しています。海外端末の情報サイト「GSMARENA」によると、2020年1月から7月までにリリースされたHuaweiとHonorブランドのスマートフォンは46機種。1カ月あたり6.6機種、つまり毎週1機種以上の新製品を出しているのです。そのうち5Gモデルは半数弱、20機種を超えている。Huaweiの新製品ラッシュは5Gスマートフォン市場を席巻するでしょう。

このHuaweiの5G新製品ラッシュに対し、競合他社もラインアップの多角化やサブブランドの強化で対抗を図っています。Xiaomiは低価格モデル「Redmi」ラインを「10」「K」「Note」とさらに細分化。OPPOは「Find」「Reno」「A」に加え、初代モデルは「Reno Ace」とRenoシリーズの一員だったモデルを「Ace」シリーズに分離し、4本柱戦略とした。Vivoはゲーミング向けのハイエンド機として「iQoo」ブランドを立ち上げた。これらの動きの結果新製品数も急増しており、中国メーカーの5Gスマートフォンのモデル数が突出するほどになっているのです。

 

下半期には1000元(約1万5200円)以下の「激安5Gスマホ」が登場

この新製品ラッシュは2020年下半期も続くと思います。価格も2000元(約3万円)を切るモデルが10機種以上も出ており、1699元(約2万5800円)のHuawei「Enjoy Z 5G」や1599元(約2万4300円)のXiaomi「Redmi 10X」など2万5000円程度で買える製品も販売されています。だが低価格化は止まらずに進み、下半期には1000元(約1万5200円)以下の「激安5Gスマホ」が登場する予定なのです。

Enjoy Z 5GやRedmi 10Xは台湾MediaTekの5G向けプロセッサ「Dimensity」シリーズの低価格製品である「Dimensity 800」「Dimensity 820」を採用しています。Qualcommも価格を抑えた5G向けプロセッサ「Snapdragon 765」を出しているが、同プロセッサを採用したスマートフォンはEnjoy Z 5GやRedmi 10Xほど価格を引き下げることはできなかったのです。

そこでQualcommはMediaTekに対抗し、「Snapdragon 690」を6月21日に発表。シャープ、LG、モトローラ、HMD Global(Nokia)、TCL、Wingtech(2019年のODMスマートフォンメーカー1位、カウンターポイント調査)などが採用を決めた。今後これらのメーカーから2万円台の5Gスマートフォンが登場するでしょう。

Qualcommの動きに対してMediaTekも7月23日に「Dimensity 720」を発表。こちらはXiaomiとOPPOが採用を決め、OPPOは早くも「A72」(中国版)を1899元(約2万8800円)で発表。OPPOはXiaomiやHuaweiの格安端末市場には参戦せず「価格よりも品質や性能」を重視していたが、MediaTekの低価格プロセッサの採用でついに「OPPO初の2000元切り5Gスマートフォン」を製品化しました。

今後、Xiaomiが出してくるDimensity 720搭載の5Gスマートフォンはさらに安く1000元台前半、あるいは1000元を切る価格となるかもしれません。Xiaomiが2000元を切る1999元の5Gスマートフォン「Redmi K30 5G」を発表したのは2019年12月でした。それから約1年で5Gスマートフォンの価格は半額まで下がろうとしています。ここまで安くなれば中国の消費者ももはや4Gスマートフォンを選ばず5Gスマートフォンを選ぶでしょう。その結果、5Gユーザー数が世界一の中国で、中国メーカーの5Gスマートフォンの出荷台数も伸びていくのです。

中国メーカーの5Gスマートフォンは格安モデルから高画質カメラを備えたハイエンドモデルまで種類が多く、今後は日本を含む先進国でも次々と販売されていくでしょう。その勢いに他のメーカーはどう対抗していくのか。9月以降に各社から発表される2020年秋冬モデルにその答えが見えてくると思います。

 

さて、いかがでしたでしょうか、意外と知らない5Gスマホの話だったのではないでしょうか?
今後どのようになっていくのか個人的にはとても楽しみにしています。