制作会社からみた熊本のホームページ制作事情

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東京の友人数人(皆IT系エンジニア)とよくskype等で話すのですが、その時「熊本でホームページ作りたい人ってどのぐらいいるの?」とか「熊本のWEB制作費ってどのぐらい?」と質問されることが有ります。

僕達が東京のIT事情を気にしているのと同じように、全国展開を狙う企業のWEB担当者としては、地方都市のIT事情は気になるようです。確かに東京と熊本で同じホームページ制作をしていても、見る人が違う以上仕事も変わってくるでしょう。

今日はそんな東京で働く企業担当者の方のために、熊本のWEB事情を分かる範囲で書いてみたいと思います。熊本の方は熊本の方で、「あーそうだよねー」とか「そうだったんだ」といった目線で見ていただければと思います。

 

  1. 中小企業でホームページを持っているのは20%30%

3年前の資料しか見当たらなかったのですが、その時点で熊本にある中小企業のホームページ保有率は24%程度……ちょっとは増えてきた感もありますが、未だに30%は超えていないのではないかと思います。

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GDPは福岡についで九州2位にいるはずの熊本ですが、ホームページ保有率は6位…

まだまだホームページの効果について、あまり浸透していないのが実情です。

しかし30%の企業しかホームページを持っていない今だからこそ、ホームページを持っている企業は、持っていない企業の分まで顧客を独占できちゃいます。

正直に言って、ちゃんとWEBまで考えることのできる企業にとっては美味しい市場です。

 

 

  1. まだまだ紙媒体での宣伝に力を入れている企業が多い。

ホームページ制作会社をやっていると、熊本の企業がどのぐらい広告費に力を入れているかを知ることがあります。もちろん業種やターゲット層等により広告も変わってはきますが、まだまだ「ホームページからお客さんを取りたい!」というオーナーさんより、紙媒体(チラシ・雑誌・新聞)に力を入れるオーナーさんが多いです。

たしかに即効性にかけては紙媒体での宣伝が有利な場合もありますが、ホームページをしっかり運用した際の宣伝効率は、時に圧倒的な成果を生み出します。

紙媒体とホームページでの宣伝、うまくバランスを取っていくと強い効果を発揮するので、まだホームページを持っておられないオーナーさんはぜひご相談下さい。

 

  1. スマートフォン普及率は40% でもスマホ対応のホームページは…

     

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総務省のデータによると、熊本のスマートフォン普及率は40.7%です。全国平均よりは低いですが(都心部が平均を押し上げている)九州の中では悪くない数字です。

しかしながら企業のホームページでスマートフォンに対応しているところは多くありません。データがないので体感での感想になってしまい申し訳ないですが、しばらく前に制作したのはいいものの、運用されずそのまま放置されているホームページが少なくありません。

逆に言えばGoogleの検索アルゴリズムが更新される4月21日以降、これまで上に合ったライバル企業を出し抜くチャンスだとも言えます。熊本の経営者の皆さん今がチャンスですよ!

 

  1. 最近起業や立地が増えてきた…?

CUBEにお問い合わせいただく中で最近多いのが、新規に起業される方の案件です。

もちろん全国的に企業する方は増えているのですが、インフラの安さや、新しもの好きな気風も相まって、熊本を起業の地に選ぶ方も多いようです。

また、新規に熊本へ立地を検討される大手企業も増えているので、そのつながりもあるのかもしれません。

 

参考リンク:

いま、なぜ、熊本なのか。新たな立地先として熊本市が注目される理由

http://toyokeizai.net/articles/-/13146

 

熊本の経済が熱くなっていく様子はとてもテンションが上りますね!

政令指定都市化やくまモンフィーバー等、まだまだ注目度の高まる熊本。これからの発展に期待です。

 

熊本のIT化を推し進めたい

かつて流行の発信源として、熊本は「東京と同じか、それより少し早い」と言われていました。大手ファッションブランドも東京に本店を作った後、熊本に店を構えたとか。

そのぐらい新しいもの好き(熊本弁でわさもんと言います)な熊本県民ですので、WEBの世界でもいち早く発展してほしいと思っています。

私たちCUBEも熊本のIT化を推し進めるため、CSSアニメーションやレスポンシブデザイン等、最先端の技術を取り入れています。

日本全国はもちろん、世界に見せても恥ずかしくないホームページを作り、「熊本のホームページはスゴイらしい」と言われるように頑張りたいと思いました。